オイルでケア②

 

オイルプリングについて調べていた時に、オイルが老廃物の排泄を促すというところにとても興味を持った私。

よくよく考えてみたら日常的に行っている仕事やセルフケアでも同じことを行っているんですよね。

もう少し、植物油を使用したトリートメントとデトックスの関連について自分の中でクリアにしたかったので、

書いてみることにします。

 

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私達はアロマセラピーを初めて学ぶ時、植物油についても勉強しますが、

その説明の多くは「精油を身体の中に運ぶためのキャリアオイル」としての役割でした。

また、マッサージを行うための潤滑油的な役割も忘れてはいけないものです。

 

オイルマッサージで使用される植物油には様々な種類があり、それぞれ香りや粘度、含まれる成分も違います。

精油を身体に運ぶためのキャリアとしては、皮脂に構造や成分が近く浸透がスムーズに行われると考えられるもの

が良いのではないかと言われています。

 

でも、私がとても気になっているのは、植物油を使ったマッサージでのDETOX作用。

 

通常、体内で発生した老廃物の排泄は発汗、排便、排尿、呼気によってなされます。

ここでの老廃物は体内の物質代謝によって発生するアンモニアなどの代謝産物のこと。

 

その他、添加物や重金属、環境の影響で取り込まれた様々な化学物質や毒素と言われるものは

身体の脂肪細胞に蓄積されると言われています。

食事で摂った、質の悪い油脂や古い油脂なども脂肪細胞に蓄積されるわけです。

 

こうして脂肪細胞に蓄積された化学物質や毒素をトリートメントなどで経皮吸収した質の良い植物オイル

が吸着してリンパや静脈を通って排泄される。

 

このような植物油と解毒作用のプロセスを理解すると、植物油自体の持つ特性によってトリートメントや

デトックスの効果に大きく関係してくることがわかります。

 

多くの情報では老廃物といわゆる毒素と言われる物質などを一緒に「老廃物」としているものが多くて混乱してしまうのですが、

一昔前の環境汚染などや農薬の問題が全くない時代であれば

単に食事や呼吸などで摂り入れた物質の代謝によって発生した「老廃物」を排泄すれば良かったのでしょうが、

今は様々な化学物質を身体に取り込む機会が増えてしまったわけなので、

それに対応した様々なデトックス方法が話題になってくるのでしょうね。

 

私も、最近デトックス法というと、ついつい飛びついてしまう傾向にあるのですが(笑)

要は身体が解毒を求めているのかなあと感じています。

デトックスと言っても、気休め的ななんちゃってデトックスもあるので、良く調べてから慎重に行いたいですね。

 

何にせよ、オイルを使ったデトックス、これは様々な化学物質に溢れている現代のセルフケアには重要なんだと

改めて感じているのであります。

 

 

(今回参考にした文献)

6週間のハーブ解毒プラン―ハーブの力で免疫力を高め、完璧な健康を手に入れる方法/フレグランスジャーナル社

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こちらの本は基本、ハーブを使用したデトックスの方法などを細かく説明したものだけれど、

有害物質などの説明などはとてもわかりやすい。

免疫系、消化器系、呼吸器系などに系統だてて記載されているのもとても良いと思う。

アロマセラピーとマッサージのためのキャリアオイル事典/東京堂出版
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植物油の特性や経皮吸収のことについてはこちら。