東京の職場に施術を受けに来てくださる方は、様々な悩みを抱えている方が多いのですが、最近特に「介護」の問題をお話くださる方が増えたように思います。
何を隠そう、私もつい先日癌で闘病中だった義母を亡くしたばかり。
義理の母なので、夫やその家族のような直接的なショックは少なかったものの、やはり立ち位置の問題(どこまで関わったらよいのか等)嫁として何をしたらよいのかなど、かなりの葛藤と無力感を感じていました。
特に仕事柄、体調の悪い方に関わることが多いので、
「(仕事の分野でも)義母にも何かしてあげたい」
という気持ちが介護が始まる当初は強くあり、思考錯誤していました。
家族という立場で病気のケアに関わるには、色々な問題があります。
立場が近すぎるが故に、感情が大きく揺さぶられ、それをわかっていながら病人にぶつけてしまったり。
要は「家族間のバウンダリ(境界線)」の問題です。
しかし、家族でこの境界線を仕事の時のように線引きしろということ自体に無理があるんだと思います。
本格的な自宅での緩和ケアに移行する前に、
「家族として支える」
ことにしました。
家族として出来ることは、それなりにあります。
例えば、夫や家族の身体のメンテナンス、食事の管理、雑用など。
すべてが日常的な事ですが、介護をしている時、そうゆう毎日の出来事が出来なくなってくるのでとてもサポートになります。
自分が元気でいて、緊急の時にいつでも動けるようにしておくことも大事なことです。
皆が皆で同じ役割をする必要はないのです。
介護をしている人を日々の生活で支えることも重要な仕事。
そして、我が家のように、足早に旅立った家族のことを悲しむ家族を支えるのも家族の役割。
介護をしている家族には、本当に色々な葛藤があります。
積極的に介護に関われないことへの罪悪感や焦り
古くから受け継いでいる家族間の習慣に沿わなければならないことに対する拒絶、
病気で弱っていく人に向き合えない、
介護される人への古くからの感情、
積み重なっていく身体的・精神的疲労感、
大切な人を失うかもしれないという不安感・・・など
介護はする側は常に与えなければならないという風潮がありますが、
介護する側へのメンテナンス、とても大事です。
頑張りすぎず、自分と向き合う時間、自分を愛する時間、とってあげること
必要ですよ。
私が実際に感じたことでもあります。
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よろしければ読んでみてくださいね。
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